
昔はこれでよかったのだ。
このゲームは個人的に思い出がある。
私は、小学校時代から、TVゲームが大好きで(ブロック崩しの項参照)暇さ
えあれば、ゲーセンに行っていた人間だった。ところが、実際には、毎回ゲー
センに行ってゲームをするお金が無く、ゲーセン行っても1、2回ゲームをし
たら後は見ているだけのような日々が多々あった。
そんな中で、その当時の遊び仲間から誘われて、とある電気店に遊びに行った。
そこで、初めて見たのが、「パソコン」だった。
「このパソコンなら、ゲームただでいくらでもできるんだぜ!」
古い記憶なので、定かではないが、自分がパソコンを知ったきっかけは嘘偽り
なく、「ゲーム」から入ったものだった。
そして、パソコンの出会いで自分にとってもっとも衝撃だったのが、
「パソコンだと、自分でゲームを作ることも出来るんだぜ!」

コマンドもそうだけど、ポイントは押さえてある気がする。

ライトが近すぎるし、真横向いてるしw(と当時もみんなで笑ってた)
この一言をその遊び仲間から聞いた時だった。 どうもこの当時、自分と同じ世代は、境遇が似ている人間が多かったらしく、 ゲームからパソコンに入った子供は非常に多かったんでは無いかと思われる。 そして、現在ではもはや伝説的な雑誌の、「ベーシックマガジン」(ベーマ ガ)が一世風靡した。 当然自分も、ベーマガに載っていたゲームプログラムを打ち込んでは、起動さ せゲームを楽しむことや、自分でゲームを作ることを目標にして、ベーシック を勉強したりしていたのだ。

1冊だけ取っておいた。ちょっと後期だけど
貴重!
そういえば、他の機種からの移植とかよくやったな。
話が大分それたけど、そんな中、自分はFM-7というパソコンを購入した。 その時、店の主人がソフトを一本付けてくれた。それが、このゲームだった。 FM-7はもう手元に無いから、ファミコン版なのだが、本当にこのゲームは 思い入れが有る。当時は、自分の家に何人か遊びにきては、このゲームの謎説 きをみんなで考えたものだった。 (後に、ベーシックで記載されている部分をプロテクト解除して、自分で解 析、、なんてこともした)
ああやって、みんなで謎説きを考えるなんて、もう今後有りえないかもなあ。 今ではインターネットが普及しているから、解らなくなったら調べればなんと かなる(ならない時もあるが)。 でも、あの時のような、その場にみんなで集まって謎説きを考える楽しさは、 味わった人にしか解らないだろうな。本当に楽しいぞ。 ゲームパーティみたいだったからなあ。
ということで、遅ればせながらかなり個人的に、ゲームのポイントは、
- アドベンチャー
基本は、こういうものなんだろう。FM-7版ではコマンド入力式だった けど、どちらにせよ、何種類かのコマンドから選択して、正解だと、先に 進められる。これに尽きる。 考えてみたらなんて単純な作りだ。フラグセットするだけだし。しかし、 ギミックやトラップを作り始めると、一転、大変なのだろう。この辺が制 作者のセンスになるのかな?
- 映像主体
そうなのだ。RPGや、SLG以上に、絵が重要になる。
アドベンチャー系=映像、音楽といっても良いのでは。よって当時は大変 だったと思われる。
何せ、内臓メモリたったの64キロバイト!信じられますか?メガじゃないのよ。
よって、「惑星メフィウス」(後に記載)とか何回もロードしたりする。
しかし、このポートピア連続殺人事件においては、追加ロードがほとんど 無かったことはすごい。
特筆すべき点。
- 堀井雄二氏
すいません。個人的に挙げさせてもらいます。
このゲーム購入までの経緯を読んで頂ければ解ると思います。一介のフリーライターだった人です。
それが、ゲームを制作して売っていた。
少なくともパソコン少年だった自分にとっては、多少の憧れが あったのだ。
・・・そんなこと思っていたら、なんと「ドラクエ」だものなあ。
遠い存在になってしまった寂しさと、うれしさって感じ。
この人とか本当に、あの頃のアメリカンドリームというか。シンデレラボーイというか。
しかし、なんとなく解る点もある。ドラクエもそうだけど、やる側の人のことがよく考えられている。
昭和時代特有の感覚?を感じる。
- ○ス ○ゲ
これも思い出なのだが、この最後については、真剣に解らなかったなあ。
5人で2週間以上はまったんだっけか?でも、最後のこれは本当に解らなかった。
結局、当時のパソコンマスターのような奴に、プログラム解析した結果の答えを聞いて、謎説いた。
というか、答え聞いても納得出来なかったのだ。
(悔しさもあったが)俺は当時は頭が固かったなあ。
その辺はファミコン版ではもう少し推測出来るようになっていた。
ただ、アドベンチャー系のゲームは、大きな問題があると思う。 回答ルートを探しているうちは楽しいのだが、発見してしまうと、ただの作業になってしまう。 じゃあ、手順を忘れた頃にもう一度・・・とすると、今度は、すでに一回見ている為、 もう一度探す手間が面倒になってきて、テンションが下がる。 有る意味、一発芸的なゲームシステムと言えるのではないだろうか。
しかし、そういう問題があるとはいえ、自分はアドベンチャー系(特に刑事物)は実は、 かなーり好きなのだ。 アクションゲームばっかやってると、たまに、手順通りにやるだけでクリア出来るゲームしたくならない? 結果解ってるから、安心出来るって感じ。 それに、雰囲気を味わいたいから、何回でも出来るし。ちょっとの時間で遊べるし。 と、俺は良い方に捉えてる。
ところで、話変わり個人的な意見だけど、最近ではゲーム業界は、素人が参入しずらくなっているのでは?
自分はこのように、初期の頃の「ベンチャー精神」の溢れていたゲーム業界を知っているので、本音で少しさみしい。 本来、プロだからという垣根は無く、買う人が居れば、誰でもゲームを売ってもいいという敷居の広さが必要では無いだろうか。
理由は、
- プロでは発想出来ないような考えが素人には溢れているだろうこと。
- 色々なゲーム分野が開拓されていくであろうこと。
- プロだけでゲームを作ると同じような考え(同じようなソフト)に固執しが ちになること。
ベンチャーでゲームを作る側もフリーソフトにするなどせず、自信が有るなら 金を取るべきでは。と、思う。そうした方が、プロの人間達を脅かせられる。
ということで自分も、その辺を踏まえた、アドベンチャーとRPGを融合した ようなもしかしたら今だに無い?という画期的なゲームシステムが頭の中で有 って、サンプルもちょっと作って見たのだ。 (セリフ選択のRPGのことじゃないよ。それもアドベンチャー+RPGだけ ど・・・) まだ、ほとんど案だけに近いけど、機会が有ったら、案だけでもどこかに売り 込みたいのだ。結構本気。