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16茶

(2013.1.20)
最近、WEBの勉強の為、スクールに通っている。そこで、サイト制作の課題が出された。
そこで、16茶のサイト制作をしたのだが、「はっきり言って、だめだめ」。
ポートフォリオに載せる程のものでは絶対に無い。俺にデザインは向かない。
と、心底思わされる結果になった(泣)。そもそもプログラムを作るのとはわけが違う。
映像を作るわけだから、UIがらみなんて考えなくてもいいのだ。しかし、自分は今までの経験上、
どうしてもUIがらみに思考が行ってしまったのだ。

さらに、ツールが重くて、自宅のPCでは思うように作業が出来ず、イライラしっぱなしになった。
その辺のところがもろに出てしまい、ちぐはぐで、中途半端になり、さらに自分自身の最初に
掛けた制限項目(IE6対応、画面サイズ固定)にまで、はまり、ひどいものになってしまった。(号泣)

その罪滅ぼし・・・とまでは行かないけど、せっかく色々調べて、考えたいポイントも出てきたので、
それについて、課題とは別で、ここに残しておこうと思う。
(主観なので、こっちのがポートフォリオより、公開していいのかどうか怪しいけど)

まず、第一に、十六茶含めたブレンド茶と呼ばれるものについて考えてみた。
今は、大きくシェアはこの「十六茶」と「爽健美茶」の2つらしい。
まあ、以前は、色々と変な製品も有ったらしい(よくある話。流行となると、似た製品で変なのは必ず出る)。
その中でも笑ったのは、あの吉本興業が出していたらしい。え―――って感じ。
しかも「四十八茶」だそうだ・・・。アホかいなー。
48種類も入れて、どないすんねん。味ぐっちゃぐちゃになるだろう。はっはっはー。

とは思うが・・。

そうなんだ。48が16になっても同じ。
ブレンド茶は、基本、混ぜているんだから、味も混ざっているのは同じなのだ。
混ざっているってことは、基本、単一の味と比べて、これ!って感じを出しにくい。
よって、調合の研究は大変なことだろう(研究者の感性に任されているのかもしれないが)。
いつものごとく、ポイントを上げてみよう。

<16茶(ブレンド茶)のポイント>

  1. ブレンドする。
    当たり前だけど、ブレンドされている。しかし、コーヒーのブレンドとは、訳が違う。
    「素材」が違う。コーヒーのブレンドは所詮、どれもコーヒーなのだ。
    そういった意味では、緑茶の種類違いを入れている製品も、「ブレンド茶」なのでは
    ないだろうかとも思うけど・・・。とにかく、十六茶に至っては、粟とかキビとか、
    ハブ茶とか、素材が違う「茶」をブレンドしている。カレースパイスのイメージに近い。

  2. ブレンドする意義(ブレンド茶を出した理由)
    では、なぜ、ブレンドする必要が有ったのか。
    考えられる理由として、幾つかある。単純に、普通の茶を飲むより、お得感が出る。
    その事をアピールする為。それと、漢方のような考え方も有る。
    複数の素材を調合して、飲むイメージは、薬のイメージにも繋がっている。
    つまり、健康にいいことをアピールする為。

  3. 味、におい
    最大のポイントはここだと思う。混ぜることによって、味が変わる。が、製品として、
    どういった味を出していきたいのか。これを確定させる要素で、調合方法や、製造方法に
    依存する面が、普通の飲料より多分、大きい。

ブレンド茶の歴史について調べてみたけど、なんとなく、ブレンド茶が出た理由は、解る気が する。
やはり、2.のポイントが大きく関わっていると思う。

自分の記憶を思い出してみる。そもそも「茶」のペットボトルが出始めた当時、「茶」を金出して
飲むなんて・・・。と思ったのも事実である。
まだ、コーラとか、ジュースが自販機で主軸だった時代。麦茶とか茶を飲んでいなかった訳では無いが、
例えば、スポーツする時とか、やはり、自宅で作って持っていくのが普通だった。
ようするに、自宅で手軽に出来る飲料水なのだ。コーラやジュースと違って。
そんな状況で、「茶」を自販機で売るのは、正直あまりにも、インパクトが苦しい。

それに、今ならば、むしろ「安全性」の面の為、茶なり水が自販機や、スーパーで買われているだろうが、
当時は、水道水でも、特に問題無いイメージが有った。自分も若い頃、水は自宅の水道からガバガバ
飲んでいた。 当然、水道水で作った茶も、普通に飲んでいた。
そんな状態で、「茶」で金を取るのは(実際には自宅で作っても茶葉代が掛かっているのだが)、
ぼったくりのイメージまである。いや、あった。少なくとも、自分は。

しかし、ブレンド茶は違った。自宅では、確かにこれは、出来ない。
だから、金出しても、買って飲んでみたくなった。事実、自分は、自販機で茶を買ったのが、
ブレンド茶からだった思い出がある。きっと、そのお得感にひかれたんだろう。

しかし、これも当時の思い出で本当に思ったことだけど、コーヒーや、紅茶、はては緑茶を飲んだ時
のような、鮮烈な、「この味!」って印象は無かったような気がする。しょうがないんだろうな。確かに。
混ざっているだけに。結局、ブレンド茶は、1長1短な気がする。

<長所>
ブレンドすることによるお得感のアピール。味を色々と変えていける。
仮定でしかないが、健康にいい?

<短所>
味に、特別な個性は出させにくい。
どれかの味を強調しすぎると、成分比率を大きく片よらせることになりかねない。
それに、「ああ、これはXXと同じだ」と思われかねない。

正直なところ、最初のインパクト的な面では、確かに強い。しかし、除々に、興味が味に移った時、
短所の面が目立ってしまうと、厳しい商品な気がする。
大体、不景気だし、混ぜずに売れるなら、そのほうが安上がりだ。という考え方も有る。
さらに、際立って目立つ味が作れないのが痛い。というか、味に対しての説明が難しい。
ころころ味を変えてしまうのもプラスなのかどうなのか?自分の気持ちではマイナスのが大きい。
だって、ようやく味に興味を示した人が居ても、味が変わってしまって、離れる可能性が否定出来ない。

今までのことは、きっと、製作者たちだって解ってるんじゃないかと思う
。 色々な試行錯誤をしてる。カフェインゼロだってきっとそうなんでしょう(もっともそのせいで、
WEB制作は失敗したけど。緑茶無いのに、茶摘みの絵を入れてしまった)。

勝手な結論。よって、この製品では、

「味以外のポイントを、出来る限りメインでアピールしたい」

怒らないでください。でも、そうとしか思えん。しかし、別に悪いことじゃ無い。実際、薬の味なんて、
気にしないでしょう。薬じゃなくても、最近出てるけど、ヘルスケア製品とか。
つまり、味をメインにしていない食品だって、いくらでもあるって事。
それに、フォローする訳でもないけど、事実、健康にいいということだけで言えば、多分、いいんだろうな。
はっきり言って、単一の飲み物より、栄養価は高いんでないか?少量の色々な素材を食するのが、
最も健康にいいって聞いたことある。

そうだ!これは完全なフォローになるけど、良いアイデアが浮かんだ。それぞれの単一の味をどこかで、
示しておくのはどうだろう。
においの出るステッカーでもいいし、というか、粟とかキビとか喰ったことないし、単一では飲んだこと
もないぞ。どんな味なんだろう。
それで、うまければ、そっちを試しに新商品狙いするでもいいし、あまりうまくない印象ならブレンド茶の
ブレンドの大変さが解る事になる。

工場とかで、ブレンド前の茶とか試飲出来たらなあ。関係無いけど、自分が興味湧いた。飲んでみたいなあ。
それぞれの単一の味を。(しいたけとか、トウモロコシは知ってるから別にいいけど)
ペットにちょっとだけ、どれかを付けて販売してくれるとか・・・。
早い話、それだけでも、もしかすると売り上げが、上がるかもしれない。俺のような考えの人間は、
少し特殊だとは思うけど。

そういえば、カレースパイスのことだけど、スパイスはスパイスであって、飲料とはまた違う気がする。
だって、スパイスは、初めからそれだけで食べるもので無いでしょう。
食事セットでと考えるなら、飲料水も同じ?とも思うけど、やっぱり水と食物は基本、違うものだと思う。
口の中で混ざらないではないか。実は、この辺の考え方もポイントなのかもしれないけど。

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